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2.インターネットの仕組み
(8) DHCP
「DHCP」は、IPアドレス等の設定を自動化する仕組みです。「DHCP」は「Dynamic Host Configuration Protocol」の略語で、「DHCPサーバー」をネットワーク内に1台設置することにより、ネットワークに接続した「DHCPクライアント」に「IPアドレス」「ゲートウェイのIPアドレス」「DNSサーバーのIPアドレス」「サブネットマスク」などを自動的に設定することができます。パソコンの使用者もネットワーク管理者もいちいちIPアドレスの設定を変更したり、どのIPアドレスが使われていないかを調査してIPアドレスを割り当てたりする必要がなく非常に効率的にアドレスを管理することができます。
Windowsの場合、ネットワークアダプタの設定で「IPアドレスを自動的に取得する」にチェックすることで「DHCPクライアント」として機能します。「Windows2003サーバー」はもちろん「ブロードバンドルーター」や「無線LANアクセスポイント」などは「DHCPサーバー機能」をもっています。これらのサーバや機器を使う場合には、「DHCP」の恩恵に預かることができます。
「DHCPサーバー」は同じネットワーク内に1台しか許されません。「ブロードバンドルーター」や「無線LANアクセスポイント」が同じネットワーク内に存在する場合には、何れかの「DHCPサーバー機能」を無効にする必要があります。
(9) 動的IPアドレス
「DHCPサーバー」等で自動的に設定されるアドレスを「動的IPアドレス」と呼びます。「DHCPサーバー」はIPアドレスを割り当てる範囲を指定することができます。「DHCPクライアント」にはその範囲内で未使用のIPアドレスが割り振られます。インターネットに接続する際のグローバルIPアドレスはプロバイダから割り当てられる動的IPアドレスを使用するのが一般的です。
(10) 静的IPアドレス(固定IPアドレス)
明示的にIPアドレスを指定し、アドレスが変わらないものを「静的IPアドレス」と呼びます。「DHCPサーバー」には「静的IPアドレス」を設定する必要があります。何故なら「DHCPサーバー」は同時に「DHCPクライアント」になることができないためです。
サーバーを公開する場合のグローバルIPアドレスは静的IPアドレスを使用するのが一般的です。IPアドレスが固定されていないとインターネットを通じてサーバーに接続できないためです。ただし、ダイナミックDNSを使用すれば動的IPアドレスでもサーバーの公開は可能です。DNSについては後述します。
(11) MACアドレス
「MACアドレス」は、ネットワークアダプタに割り振られた世界で唯一のアドレスです。「IPアドレス」がソフトウェアに対して割り当てられるのに対して「MACアドレス」はハードウェア固有の番号で変更することはできません。大抵の「DHCPサーバー」は、「MACアドレス」と「IPアドレス」を関連付けしています。特定の「MACアドレス」に特定の「IPアドレス」を自動的に割り当てる設定も可能です。無線LANの使用時には、セキュリティの一貫でアクセスポイントにアクセス可能な「MACアドレス」を制限したりします。