CPU
「CPU」は、「Central Processing Unit」の略で訳すと「中央演算処理装置」になります。各パーツの制御や計算処理を行います。動作周波数(Mhz)の高さが性能の目安になります。(高い方が高性能)
パソコンを車にたとえれば「CPU」は「エンジン」、これがなければ話になりません。現在、CPUのシェアの大半を占めるのは「intel」製のCPU、ついで「AMD」といったところです。
近年、CPUの高性能化は動作周波数をあげることで実現していましたが、その手法は限界に近づいてきました。また、高クロック化に伴う消費電力・発熱量の増加も無視できないほどになってきています。現在は、動作クロックを上げるのではなく、マルチコア化(1つのCPUに2つ以上の演算処理を実行するユニットを搭載する)の方向へ進み、「intel」「AMD」ともにデュアルコアの製品を世に送り出してきました。
以下に各メーカー別の製品体系を簡単に記載します。同じ製品名でもモデルによってSocketの形状が違っていたりします。当然、対応マザーボードも異なってきますのでご注意ください。
intel製CPUのご紹介
intel製のCPUは、主に「Pentium EE」「Pentium D」「Pentium 4」「Pentium M」「Celeron D」「Celeron」「Celeron M」「Xeon」の8種類になります。
「Pentium4系」はデスクトップ向け、「Pentium M」はノートブック向け、「Celeron系」は廉価版デスクトップ向け、「Celeron M」は廉価版ノートブック向け、「Xeon」(ジーオン)はサーバー向けのCPUです。
以下に各CPUの特徴を一覧にしました。購入時の参考にしてください。尚、この情報は 2005.8月時点 のものです。
| 製品名 | core | Socket | FSB | cache | HT | EM64T |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Pentium EE | 2 | LGA775 | 800 | 1M*2 | ○ | ○ |
| Pentium D 8XX | 2 | LGA775 | 800 | 1M*2 | × | ○ |
| Pentium 4 6XX | 1 | LGA775 | 800 | 2M | ○ | ○ |
| Pentium 4 5XX | 1 | LGA775 | 800 | 1M | ○ | ○ |
| Pentium 4 5XXJ | 1 | LGA775 | 800 | 1M | ○ | × |
| Pentium 4 | 1 | Socket478 | 800 | 1M | ○ | × |
| Pentium M 7X0 | 1 | mPGA479M | 533 | 2M | × | × |
| Pentium M 7X5 | 1 | mPGA479M | 400 | 2M | × | × |
| Celeron D 3XX | 1 | LGA775 | 533 | 256KB | × | ○ |
| Celeron D 3XXJ | 1 | LGA775 | 533 | 256KB | × | × |
| Celeron D 3XX | 1 | Socket478 | 533 | 256KB | × | × |
| Celeron | 1 | Socket478 | 400 | 128KB | × | × |
| Celeron M | 1 | mPGA479M | 400 | 1M | × | × |
| Xeon | 1 | Socket604 | 800 | 2M | × | × |
| Xeon | 1 | Socket604 | 800 | 1M | × | × |
『製品名』の「XX」は数字が入ります。例えば「Pentium 4」の場合、「6XX」は「670」、「5XXJ」は「570J」などです。
AMD製CPUのご紹介
AMD製のCPUは、主に「Athron 64」「Opteron」「Sempron」「Turion 64」「Geode NX」の5種類があります。「Opteron」はサーバー向けのCPUです。
「Athron 64系」はデスクトップ向け、「Turion 64」はノートブック向け、「Sempron」は廉価版デスクトップ向け、「Opteron」はサーバー向けのCPUです。「Geode NX」は組み込み用のCPUですが、一般市場向けに投入されました。
以下に各CPUの特徴を一覧にしました。購入時の参考にしてください。尚、この情報は 2005.8月時点 のものです。
| 製品 | CORE | Socket | FSB |
|---|---|---|---|
| Athron 64 ×2 XXXX+ | 2 | 939 | 1000 |
| Athron 64 FX-XX | 1 | 939 | 1000 |
| Athron 64 XXXX+ | 1 | 754 | 800 |
| Opteron XXX | 2 | 940 | 1000 |
| Opteron XXX | 1 | 940 | 1000 |
| Opteron XXX | 1 | 940 | 800 |
| Sempron XXXX+ | 1 | 754 | 800 |
| Sempron XXXX+ | 1 | A | 333 |
| Turion 64 ML | 1 | 754 | 800 |
| Geode NX XXXX | 1 | A | 266 |
『製品名』の「XXXX」は数字が入ります。例えば「Athron 64 ×2」の場合、「4800+」「4600+」などの製品があります。『cache』は一覧から除いています。 AMDの製品はグレードによりキャッシュの容量が異なったりすることがあるため混乱を避けるため一覧から除きました。
◇項目の説明
『CORE』は演算処理のユニットの数を表しています。 CPUの核となる部分で、今後はCOREの数は増えていく方向にあります。
『Socket』はマザーボードにCPUを接続するための規格です。これが違うと取り付けができません。同じような名前のCPUでもSocketが違う場合があるので注意が必要です。
『FSB』(Front Side Bus)はCPUとチップセット間のデータの通り道のことです。このクロック周波数が高いほど、CPUとチップセット、メモリなどとのデータのやり取りが高速化して全体のパフォーマンスが向上します。単位は「Mhz」です。
『cache』はここでは「L2 cache」(二次キャッシュ)を指しています。システムの高速化を目的として、CPUの外部に用意されるメモリです。 DRAMより高速なSRAMなどが使われます。これによりメインメモリへのアクセスを減らしシステム性能を向上させます。
『HT』は「Hyper-Threading Technology」の略です。 1つのCPUを論理的に2つのCPUとして動作させる技術です。「Windowsタスクマネージャー」の「パフォーマンス」を見ると「CPU使用率の履歴」が2つになります。デュアルコアで「HT」だと4つになります。シングルコアのHT対応モデルは同じ動作クロックならデュアルコアにはかないません。やはりあくまで論理的なデュアルCPUなのです。
『EM64T』は「インテル エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ」の略です。これはインテルの IA-32 アーキテクチャを拡張したもので、これによってより大容量のメモリにアクセスしたり64bit命令が使えるようになります。ただし、これを利用するにはEM64T向けに最適化された64bit対応OSと64bit対応アプリケーションの両方が必要となります。尚、EM64T対応のCPUは、32bit OSや32bitアプリケーションと互換性を保っています。
◇静音にこだわるのであれば
CPUの高性能化に伴い発熱量も増えてきており、冷却に重点をおくあまり静音性がおざなりにされているケースがあります。特にCPUファンは騒音の源になっています。
もし静音化にこだわるのであればCPU付属のFANではなく、別途静音化をうたった製品を購入する必要があります。「Pentium4」なのどの人気商品は製品も豊富なので製品選びも楽しめるでしょう。